不動産投資を拡大する上で、地元密着の信用金庫との取引をすることをおすすめします。

1棟目、2棟目と不動産を拡大していくと、3棟目、4棟目で融資が通らないという問題で詰まるんだよなあ。
と、こんな経験をされている不動産投資家が非常に多いです。
不動産投資をするには金融機関の融資は不可欠です。
埼玉県在住者の場合、埼玉縣信用金庫にアパートローンの融資を受けることが可能です。
ホームページにも「さいしんアパートマンションローン」という商品があるからです。
埼玉縣信用金庫の概要
埼玉縣信用金庫は、埼玉県熊谷市に本店を置く大手信用金庫である。
営業地域は、埼玉県全域と東京都・千葉県・茨城県・群馬県の一部地域です。
店舗数は96店舗と武蔵野銀行よりやや多く、埼玉県内に本店のある第2地方銀行が存在しない埼玉県においては大手の金融機関です。
預金積金 3兆166億円
貸出金 1兆8,072億円
融資エリア

埼玉県全域、東京都城西・城北・城東地域、千葉県柏市、松戸市、野田市、流山市地域、茨城県一部、群馬県高崎市を営業エリアとする信用金庫です。
埼玉縣信用金庫のIR さいしんレポート2020では、
東京都の事業区域は、足立区、葛飾区、荒川区、北区、板橋区、練馬区、豊島区、新宿区、中野区、清瀬市、東村山市、東久留米市、西東京市、東大和市、武蔵村山市、西多摩郡瑞穂町
つまり、基本的には上記のエリアでは融資可能ということです。
僕が融資の相談をしたとき、僕自身が川口市に移住することがあるのかどうか質問をされました。
その時は、川口市に移住する計画はないので、「ない」と回答した。
支店内で検討された結果、融資が不可となりました。
たまたま融資案件が多いかった時期でした。
そこまで無理しなくても支店目標の融資額が達成していた感じでした。
その結果、本部の融資審査まであげてもらうことができませんでした。
融資のタイミングが悪かったかもしれません。
2022年4月21日、別の担当者に違う物件の相談をしてみた。
川口市在住ではなくても、隣接する都内在住者であれば、融資可能と言われた。
やはり、担当者や時期などにもよることを実感した。
申込者の条件
当金庫の会員または会員資格を有する満20歳以上の個人の方
不動産賃貸業を営む法人の方
アパート・マンションの建築費用の融資 さいしんアパートマンションローンという商品があります。
基本的には埼玉県在住、
或いは、東京都城北・城東築在住者も可能性はあり(支店の判断になります)
年収に関する条件は言われませんでした。
勿論、年収が高く、金融資産が多い方が審査に有利に働きます。
物件が埼玉県内であっても居住者が千葉県の場合、融資不可でした。
融資期間・金利・自己資金・審査期間について
融資期間
法定耐用年数 RC・鉄骨造35年、木造22年(劣化等級取得の場合、25年に延びる可能性もあり)
金利
2%前後
自己資金
自己資金1~2割+諸費用
積算評価の低い物件だと2割以上の自己資金を求められることがあるかもしれません。
利回りが高ければ、自己資金1割の可能性もあるかもしれません。
審査期間
約1カ月
はじめに、約1週間程度で支店内で融資をするのかどうかを決めます。
支店で融資をすることが決定したら、本部に稟議書を上げるやり方です。
担保評価・融資上限額
担保評価
新規顧客の場合、利回りの収益も評価しますが、建物・土地の積算評価の方がかなり重視しています。
目安として、利回り8%弱は必要な感じでした。
路線価で土地の評価を見ているので、路線価が記載されていない道路沿いの土地の評価は低く評価されるみたいです。
融資上限額
融資上限額については質問しませんでしたが、自己資金1~2割+諸費用から考慮すると、1億円ぐらいまでが妥当な融資額と思います。
アパートマンションローン事務取扱手数料77,000円
保証人は必要な場合もあります。
2022年4月23日 改訂
まとめ
●「さいしんアパートマンションローン」という不動産融資商品があるので、不動産融資には
積極的な金融機関です。
●埼玉県在住者、埼玉県に隣接する東京都内在住者にアパートローンを活用できる金融機関
●新築RCマンション、新築木造アパートより、積算評価が高い5,000万円以下の中古アパート
が審査を通しやすい
●自己資金は、1~2割+諸費用ぐらい
●路線価の土地・建物の積算重視評価のため、積算評価の高い物件を持ち込む